円卓の種類と用途

円卓の種類と用途
会議などで円形に並べられた机、または丸いテーブルのことを円卓(えんたく)と言います。

円卓を用いた会議
▲円卓を用いた会議

名古屋市議会の会堂
▲名古屋市議会の会堂

円卓は円の一様な形を利用して、会議の参加者同士が席次やグループ分けなど無く、対等の関係で自由に発言できるような会議を行いたい場合に用いられることが多いです。

ただし、円卓を用いる場合で上座や下座といった序列をあきらかにさせたい場合は、入り口から遠い席を上座とします。

このようなアイディアは、アーサー王伝説でキャメロット城にあったアーサー王とその円卓の騎士たちのためのテーブルから由来したものだといわれます。

今日、円卓は国際会議ではしばしば使用され、パーティでも使われることがあります。

近年のもっとも有名な円卓会議は、1989年にポーランドで行われた共産党政府と「連帯」の会議(ポーランド円卓会議)です。

アーサー王と円卓の騎士を描いた中世の西洋画
▲アーサー王と円卓の騎士を描いた中世の西洋画

ポーランド円卓会議が開かれた閣僚評議会本部の部屋
▲ポーランド円卓会議が開かれた閣僚評議会本部の部屋

中華料理店では円卓がよく使われます。

円卓を比較的自由な人数で囲んで、「同じ釜の飯」を食べるように、料理をシェアして楽しむことができます。

ほとんどの円卓は、中央が回転し、自分の好きな料理を自分の前に回して、自由に取ることができるようになっています。

この回転台付きの円卓は、中国・日本以外でも広く使われていますが、日本で発明され、中国、世界の中華料理店へ広がったという説もあります。

かつて日本では客が給仕にチップを渡していましたが、1930・1931年の昭和恐慌でチップを払う人が減り、チップなしの店が増えたことで給仕が次第にいなくなり、客が自分で料理を取り分けるために回転テーブルが生まれたとされます。


▼天板は円形の他、楕円形のガラステーブルも製作可能です。
ガラステーブル

「詳細ページはこちら」


参考文献;
横浜中華街世界チャンピオンの肉まん皇朝
「横浜中華街をもっと知ろう~中国に関する豆知識~
『中華料理店の回転テーブルは日本発祥だった?』」
https://bit.ly/3osLVuE

TVでた蔵(2020/4/24)
「チコちゃんに叱られる!『中国料理の回転テーブル』」
https://bit.ly/2JRxtNL


wikipedia;
円卓(家具)
https://bit.ly/3mT1USe
上座(かみざ)
https://bit.ly/2VPaxl3
下座(しもざ)
https://bit.ly/37Gt9JB
アーサー王(King Arthur)
https://bit.ly/3qKw4cW
アーサー王物語
https://bit.ly/2VJQ0hG
キャメロット(Camelot)
https://bit.ly/3qBMcgA
円卓の騎士
https://bit.ly/2LiOscJ
円卓会議 (ポーランド)
https://bit.ly/3mSsefs