絹の歴史、防御力

絹の歴史、防御力
絹(きぬ)は、カイコ蛾の繭(まゆ)からとった動物繊維です。
絹(きぬ)

カイコ蛾の繭

美しい光沢と滑らかな質感を持ち、古来より衣類の材料(絹織物)などとして繊維の中で最も珍重されてきました。

絹織物は、中国で創出されたもので、絹を生産している形跡が新石器時代遺跡から何度も発見されています。

刺繍が施されるようになった最も早期の事例は、中国戦国時代(紀元前3世紀~5世紀)の墓から発見されたものです。

中国漢の時代になると高価な貴重品としてシルクロードの主要な交易品目とされました。

14世紀になると絹織物刺繍が最盛期となり、蘇州の宋錦、南京の云錦、四川省の蜀錦などの刺繍デザインが発展しました。

フランス・リヨンの織物
▲フランス・リヨンの織物

縦糸に青色、横糸にピンク色の絹糸を使ったショットシルク
▲縦糸に青色、横糸にピンク色の絹糸を使ったショットシルク

絹織物は、しなやかで強く丈夫であることから、矢や銃弾を防ぐ用途にも使われました。

・モンゴル帝国は西夏との1207年の最初の戦い後、矢が体に刺さらないよう絹製のシャツを着用。

・1881年、トゥームストーンの医師ジョージ・グッドフェローは、ルーク・ショートにより2回銃撃された賭博ブローカーを診察した際、絹製のハンカチによって銃弾が貫通しなかったことに気が付き、銃弾に対する絹織物の防弾性について記事を執筆。

・1900年まで、ギャングは防御用に800ドルのシルク製ベストを着こんでいました。

・1901年に作られた絹織物を何層にも重ねたベストは、スペイン王アルフォンソ13世を銃弾から救っています。


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参考文献
Wikipedia;

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絹織物
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