【絹ガラス】伝統技術を住まいのデザインに

【絹ガラス】伝統技術を住まいのデザインに
着物などの需要減で、低迷が続く和装文化。

織物の将来を切り開こうと、伝統工芸の技を駆使し、
織物をインテリアや内装材として売り出す老舗企業があります。

皇室御用達として親しまれている白生地の老舗メーカー
「伊(い)と幸(こう)」は、金箔や刺繍を施した白の絹織物を
板ガラスで挟み込んだ室内装飾材「絹ガラス」を2013年に商品化。

和の雰囲気をストレートに打ち出す以外に、
現代的な幾何学柄などにも挑戦しています。
「伊(い)と幸(こう)」「絹ガラス」

「よろけ縞」「遠波」「大王松菱」など
平安時代から続く伝統的な図柄の刺繍のほか、
幾何学的な斬新なデザインの商品は、京都市内をはじめ、
東京のニューオータニ幕張やハイアットリージェンシー東京など、
高級ホテルの装飾や仕切り材として採用されています。
「伊(い)と幸(こう)」「絹ガラス」
▲高級ホテルのレストラン内のパーテーション

日差しや光が透け、絵柄がきらめく様子は、優美で繊細です。

「現在も事業の柱は着物ではあるものの、絹ガラスは発表以降
徐々に売り上げが伸び、現在は総売り上げの約5分の1まで占めています」
と社長の北川幸さんは手応えを感じています。

和装以外の新たな分野に挑戦することで
職人の技の新たな可能性と継続の両方を追求しています。

▼洗練された図案、繊細な金銀糸のきらめきをご覧ください。
https://bit.ly/2V0aRLn
「絹ガラス」

参考文献;
産経新聞(2019/5/9)
「伝統技術を住まいのデザインに 西陣織の内装材、海外から人気」
https://bit.ly/2p0q1G7

株式会社 伊と幸
https://bit.ly/2K2gdT5

Wikipedia
絹(Silk[シルク])
https://bit.ly/2SNxhlz
ガラス
https://bit.ly/2z0DbGf