電話機のフック

電話機のフック
固定電話機の受話器を置く部分にあるボタン式のスイッチのことをフックスイッチ(hook switch)と言います。

初期の電話機では、本体のフックに受話器を掛けていたことから、この名称が付きました。

携帯電話やコードレスフォンの子機ではフックスイッチは存在しません。

初期の電話機
▲初期の電話機。
(受話器が本体側面のフックに掛けられています。)

受話器が電話機に置かれた状態を「オンフック」といます。

フックスイッチが受話器により押下されており、このとき回路は開放されてます。

電話回線のループ抵抗は1MΩ以上
(電話機を取り外している状態と同じ)になります。

受話器を上げるとフックスイッチの押下状態が解除され、回路が閉結されます。(オフフック)

電話回線のループ抵抗が下がるため、電話交換機は受話器が上げられたことを認識し、発信音を送出します。

通話中にフックスイッチを押下し、すぐに離す動作をフッキング(hooking)といい、コールウェイティング(キャッチホン)において保留呼と通話呼を切り替える等に使用します。

電話機によってはフッキングを自動で行うためのボタンがついています。


▼物を引っ掛ける器具は、一般に「フック」(吊り具)と言います。
 用途に応じて、様々な大きさ・形・色・材質があります。
「フック」

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参考文献;
電話サービスのインタフェース
https://bit.ly/2YQggsv
NTT東日本株式会社
https://bit.ly/2YTNTtP

Wikipedia
フックスイッチ(hook switch)
https://bit.ly/3hOWIMT
電話機
https://bit.ly/3bfmK9v
コールウェイティング(call waiting)
https://bit.ly/32LtuYY
東日本電信電話(NTT東日本)
https://bit.ly/3lCGtoe
フック(Hook)
https://bit.ly/2FEQsrx