「輝度」「光度」「照度」の違い

「輝度」「光度」「照度」の違い
「輝度」(きど)は、TVやパソコンのディスプレイ(画面)の明るさを表す量です。

単位は「cd/m^2」(カンデラ/平方メートル当たり)で、平面状の光源における概念です。

一方、発光する物の面積を考慮しない星や電灯の明るさは「光度」(単位:カンデラ)で表します。

光源に広さがある場合、広ければ広いほど当然明るくなります。

「輝度」は光源が広くなることによる明るさを無視できるように、面光源の面積で光度を割る(微分する)ことによって算出されます。
「輝度」

他方、「照度」(単位:ルクス)は観測者の感受性を考慮し、どれだけ対象物を「照らしている」かを表す指標です。
「照度」(単位:ルクス)

例えば、同じ「輝度」で同じ面積の蛍光灯で本を照らすとき、本を近くに置けば「照度が高く」なって読みやすくなり、遠くに置けば「照度が低下」して読みにくくなります。

光源となる電灯の単位を「カンデラ」で表すのに対し、机の上がどれだけ照らされているかを示すときは「ルクス」を用いるのはこのためです。

「輝度」は平面状の光源における面積や観測者に依存しない指標です。


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「ミラーTVディスプレイ」

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参考文献(wikipedia);
輝度(光学)
https://bit.ly/34KT2pO
光度 (光学)
https://bit.ly/2wL9dXm
照度
https://bit.ly/2yoiKUC