光る窓ガラス!有機LED活用で世界を目指す

光る窓ガラス!有機LED活用で世界を目指す
電流を流すと発光する有機発光ダイオード(LED)を組み込んだ
照明ガラスを日本板硝子様が開発しました。

ガラス自体が照明となることで、
自動車や電車、建物などの窓ガラスとしての用途が期待されます。

数年後をめどに市場に投入する見通しです。

自動運転技術が確立されれば運転が不要となり、
次世代の自動車は動くリビングルームになります。

自動運転車の普及が“光る窓ガラス”の需要拡大に追い風となりそうです。

開発された有機LED照明ガラスは、
製造工程で熱分解を活用し、ガラス表面上に透明導電膜(TCO)を成膜しました。

基盤とフタに導電膜コーティングを施したガラスを使用し、
板ガラス自体が照明として機能します。

有機LED照明ガラス
(有機LED照明ガラスの試作品)

自動車・建築用のガラスは視界を保ちながら雨風をしのぐ
従来の「静的」なガラスから、断熱や調光、発電、通信などの
機能を加えた「動的」なガラスに移行しつつあります。

有機LED照明ガラスはこうした多機能な価値を付加できます。

自動車や電車の窓ガラスなどのほか、建物のドアや天上、
壁や家具(デスク、テーブルなど)への応用が可能になります。

同社は、「ダイナミックなガラスの世界的普及に力を入れる」考えで、
数年後に発売する有機LED照明ガラスを世界的な戦略商品の一つに
位置付ける方針です。

弊社のデザインガラスの一つに、石材の合わせガラスと
LED照明の進歩で生まれた「光壁」がございます。
https://bit.ly/2IHEVqB
「光壁」

参考文献;
日刊工業新聞(2019/6/14)
「光る窓ガラス!有機LED活用で世界を目指す」
https://bit.ly/2KhoYdN

日本板硝子株式会社(HP)
http://www.nsg.co.jp/ja-jp

Wikipedia
LED(Light Emitting Diode:発光ダイオード)
https://bit.ly/2GB4j3o
LED照明
https://bit.ly/2BGtBdM

日本板硝子株式会社
https://bit.ly/2Kkkcw2