歩きスマホでガラスに激突した女性「注意書きが無いのが悪い」

歩きスマホでガラスに激突した女性「注意書きが無いのが悪い」
先日、中国浙江省杭州市の商業施設で歩きながらスマートフォンを
操作していた女性が施設のガラスドアに衝突し、
その際に「先祖伝来のブレスレット」が壊れたとして
施設側に賠償の支払いを求める騒ぎが起きました。

女性は、交番に駆け込み、
「ブレスレットが商業施設のガラスドアに接触して壊れたのに、
施設が賠償を支払いたがらない」と通報。

監視カメラの映像を確認すると、女性が歩きながらスマートフォンを操作し、
不注意から施設のガラス製ドアに衝突したことが発覚しました。

女性自身は無事でしたが、ブレスレットにひびが入ったため、
程なく女性が施設の責任者を呼んで賠償を求める様子が映っていました。
歩きながらスマートフォンを操作し、不注意から施設のガラス製ドアに衝突

女性は「ガラスは透明なのに、現場には注意書きや防護柵などが
なかったためぶつかった。ブレスレットは先祖代々伝わっている特別なもの。
施設にはちゃんと直してほしい」と訴えました。

その後、施設側が400元(約6,600円)分の買い物券を渡すことを提案し、
女性は最終的にこれを受け入れたといいます。

一般的に、歩きスマホは危険ですが、
安全対策上、施設側にもガラスの存在を注意喚起する
責任が問われる時代のようです。

過去、日本でも、ガラス壁を出入口と間違え、通り過ぎようとしたところ
顔面をガラスに激しくぶつけ、眼鏡が破損した事故や
女児(9歳)がスーパーマーケットの透明なガラスドアにぶつかり、
前歯が欠けるといった事故が起きています。

管理の行き届いている施設では、
ガラスも丁寧に掃除されていることが多いため、
その存在に気付かず、衝突の危険があります。

ショーウィンドウ等で使用される反射の少ない
「低反射ガラス」の場合は、尚更です。

いずれの事故も、以下のような「衝突防止シール」を
ガラスに貼っていれば、事の成り行きは違っていたかもしれません。
https://bit.ly/2ICu3NT
衝突防止シール

参考文献;
Record China(2019/5/7)
「歩きスマホでガラスに激突した女性、
『注意書きが無いのが悪い』とひび割れたブレスレットの修理費請求」
https://bit.ly/2VRldRF

読売新聞(2016/6/16)
「自動ドア事故、スーパーに賠償命令」
https://bit.ly/2TmQrik