不意の地震に不断の用意

不意の地震に不断の用意
18年前(1995年)の今日、「阪神・淡路大震災」が発生しました。

この震災の後、災害への備えの充実強化を図る目的で、
本日が、「防災とボランティアの日」と制定されました。

亡くなった方の数は6,434名で、戦後最大でした。

戦前(1923年9月1日)の関東大震災で亡くなった
10万人に比べると、約1/16に減っています。

その理由は、

・被災地域が関東大震災より狭かった。
・津波被害がなかった。
・建築物の不燃化が進んだ。
・住宅の耐震性が高くなった。
・冬季の早朝(午前5時46分)であったため、公共交通機関・道路の利用率が少なかった。
・外出者が少ない夜間人口であった。
・日中10度前後の季節だったことから、
 倒壊建屋に閉じ込められた生存者の熱中症、凍傷等の衰弱要因がなかった。
・多くの被災者が就寝時の被災であった事から本震時は毛布で身体を覆うことで
 落下物からの防護したり、救出まで包まって暖をとっていた。
・風が穏やかで、延焼が最小限に抑えられた。

などが挙げられるそうです。

約2年前(2011年3月11日)に発生した「東日本大震災」では、
大津波が加わったこともあり、1万5千人以上が亡くなっています。

このように、震災の被害の大きさは、
それが起きるタイミングや環境に大きく左右されているのが現実だと思います。

かといって、
筆者を含め、大震災未経験者の多くは、忙しい日常生活に没頭し、
滅多に来ないような大地震に備えて、何かをする気にならない筈です。

だからせめて、毎年
この1月17日、3月11日、9月1日だけは
亡くなった方々の命を無駄にしないためにも、
地震に対する知識と、それに備えるための知恵を身につける日として
真剣に取り組んで行くようにしたいと思います。

不意の地震に不断の用意

最後に、
震災で亡くなった方々のご冥福を心よりお祈りいたします。

阪神淡路大震災
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Wikipedia;
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%98%AA%E7%A5%9E%E3%83%BB%E6%B7%A1%E8%B7%AF%E5%A4%A7%E9%9C%87%E7%81%BD